2017-10-16
検査結果
数年前から手の震えがひどくなって来ていて、絵や字を書くのに震えたり、スープをスプーンで零さずに飲みにくくなり、主治医からの勧めで神経内科の検査を受けていました。
今日、神経内科での検査結果が出たのですが、頭のMRIもその他も異常なしで、小脳疾患やミトコンドリア病など、懸念される病気には該当せず、原因も測定できないとのことでした。あえて言うなら本態性振戦。「本態性」とは、原因不明であることを意味する言葉です。
これで感音性難聴に一型糖尿病、濾胞性腫瘍に続く4つめの原因不明の病名が加わりそうです。どれも遺伝的な要素があるのですが遺伝子解析診断の結果は要因無しで、臨床応用に対する研究協力に応じて検査は続行中です。
去年の秋に急に聴力が落ちて、全く聞こえなくなったことから人工内耳の検討を始めたのですが、手術をすることのメリットとデメリットが非常に微妙で決断がつかずに一年経ってしまいました。
人工内耳の手術は術後の聞こえも千差万別でこれだけ聞こえるよになりますという保証はないし、後遺症もまったくない方から眩暈、顔面神経痛、味覚障害などの症例もあって、自分の身体が原因不明の病気を多発していることからどうしても安心が出来ない。今日の検査の結果を含めて考えるとやはりリスクが大きいのではないかと思います。
これから先の生涯、短いのか長いのかは解りませんが、これらとどう折り合いをつけて行くか、ゆっくり考えて取り込んでいきたいですね。
関連記事