toggle
2017-10-18

西ノ京「唐招提寺」

唐僧鑑真和上によって建立された有名な「唐招提寺」ですが、初めてお参りしました。井上靖 の『天平の甍』は読んでいたし映画も見たのに、初めて訪れる「唐招提寺」です。

南大門を入り目前に見える金堂の美しさにとらわれます。


正面に並ぶ列柱も特徴的で重厚さと凛とした佇まいを感じる美しい金堂です。


金堂には本尊の廬舎那仏、左側(東方)に薬師如来、右側(西方)に十一面千手観音が祀られ、本尊の脇士に梵天・帝釈天、四隅に四天王が配された、見事な曼荼羅世界がありました。


講堂も金堂と同じく国宝で奈良時代の建物です。本尊は弥勒菩薩ですが、将来如来として法を説くという伝えから、菩薩像ではなく如来像として表現されているそうです。


鼓楼は和上の仏舎利を安置しているため舎利殿とも呼ばれます。


開山堂奥の本坊辺りは緑豊かで、山寺のような趣があります。


萩の花が咲き残っていました。季節が合えばさぞ美しかったでしょうね。

東山魁夷の襖絵のある御影堂は修復工事のため拝観できませんでした。

鑑真和上御廟は静かな森の中にあります。


奇麗な苔の森を抜けて池を渡ります。


鑑真和上ゆかりの瓊花(けいか)は見られなかったれど、梔子(くちなし)の実が生っていました。


校倉様式の宝蔵・経蔵はともに奈良時代の国宝。日本最古の校倉です。※写真は経蔵。

律宗総本山唐招提寺は調和のとれた素晴らしいお寺でした。

これだけのものが現在まで脈々と残され続いている、文化を引き継ぐことの大切さが心にしみました。

関連記事