往古の昔から世代交代をしながら「野田の細江」一帯に繁茂していた野田の藤は、大坂冬の陣で焼き払われながらも戦前まで春日神社の境内に残っていたものの、空襲で焼失。その後区民の力で接ぎ木で再生した子孫の藤を守り繁殖させているのが福島区の「のだふじ」です。
4月23日
下福島公園を基点に周辺を散策。春日神社は毎回募金で寄りますが、今年は境内の藤は殆ど咲いていませんでした。
写真は満開から八分咲きの下福島公園の藤です。
4月27日
福島聖天 了徳院の藤は遅咲きなのでまだ見頃前ですが、街中なのに静かな佇まいのお寺で、ゆっくり藤を眺めていました。
下福島公園は全体には見頃過ぎですが、花穂の下の蕾が咲いていました。今日は土曜日だからか人も多くてにぎやかで、場所其々の個性が楽しいのも、のだふじ巡りの面白さですね。
お話しを聞いているとやはり去年の台風の影響は大きかったようです。でも千年以上自然や歴史に翻弄されても生き残ってきた「野田の藤」は場所を変えて全国で花咲いています。
今年は桜に藤にと、花に教えられることが多かった春でした。