桜だより 造幣局通り抜け
造幣局の通り抜けが11日からだったので、12日のこすもす苑パステルアートワークの終了後に行ったのですが、すでに桜は散り始めから葉桜まで。私が見たかった桜の木はかなり葉桜になっていました。
何故か意地になり、人混みの中を残っていた桜の写真を撮りまくりましたので、桜のカタログ第二段です。
関山(かんざん)
明治初年東京荒川堤の桜として有名になった桜。
平野撫子(ひらのなでしこ)
京都平野神社境内にあり、花弁に撫子の花のように切り込みがある。
静香(しずか)
北海道松前町で「天の川」と「雨宿」を交配から選出育成された桜。
紅華(こうか)
北海道松前町の浅利政俊氏が実生の中から選出した桜。
松月(しょうげつ)
東京荒川堤にあった名桜で、平野神社の平野撫子に似ている。
天の川(あまのがわ)
東京荒川堤にあった里桜で、樹姿がほうき状となり、淡紅色の花が上向きに咲く珍しい品種である。
紅玉錦(べにたまにしき)
北海道松前町で、「八重霞桜」と里桜の交配から選出育成された桜。
二尊院普賢象(にそんいんふげんぞう)
京都嵯峨野の二尊院にあった由緒ある名桜。
緋桜(ひざくら)
八重曙(やえあけぼの)
数珠掛桜(じゅずかけざくら)
新潟県京ケ瀬村の梅護寺にある桜で、親鸞聖人が桜の枝に数珠をかけられたという故事から、この名が付けられた。
六高菊(ろっこうぎく)
旧制第六高等学校(現在の岡山大学)の校庭にあったところから、この名が付けられた。
園里黄桜(そのさときざくら)
普賢象の枝変わり品種で、黄緑色に緑の筋が入った花を咲かせる。
松前琴糸桜(まつまえこといとざくら)
北海道松前町の浅利政俊氏が、松前町にあった無名の八重桜の種子から作り出した桜。
鐘馗(しょうき)
楊貴妃(ようきひ)
松前(まつまえ)
北海道松前町の浅利政俊氏が「糸括」の実生から選抜した美しい里桜。
夕暮(ゆうぐれ)
夕暮に美しいといわれる里桜で、芳香がある。
二度桜(にどざくら)
1本の木に、一重、八重、二段咲きの花があり、二段咲きでは外側の花が開花し、内側の花が遅れて開花するので、二度桜という。
簪桜(かんざしざくら)
佐野藤右衞門氏が東北の旅の途中に見つけた桜で、花が簪に似ているところから、この名が付けられた。
奈良八重桜(ならやえざくら)
日本で最も古くからある八重桜で、昔より歌にも詠まれている有名な桜である。
匂桜(においざくら)
山桜で天然品種の香桜である。
作並山(さくなみやま)
淡紅色の八重咲き、花期は4月下旬とかなり遅い。
鎌足桜(かまたりざくら)
千葉県君津郡鎌足村(現在の木更津市)に古くからある桜。
菊桜(きくざくら)
花弁数が100~200枚と非常に多く、菊の花に似た優雅な桜。
須磨浦普賢象(すまうらふげんぞう)
平成2年に神戸市の須磨浦公園において「普賢象」の枝変わりとして発見された。
渦桜(うずざくら)
東京荒川堤に元々あった桜とされている。花名はしわのある花弁が渦を描くように、やや螺旋形に並ぶことによる。
兼六園菊桜(けんろくえんきくざくら)
金沢兼六園にある有名な桜で、花弁数は多いもので300~350枚あり、日本で花弁数の最も多い珍しい桜で、原木は天然記念物に指定されていた。
2018年4月12日