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2020-11-19

第18番 聖護院門跡

聖護院門跡 本山修験宗 修験道の本山派の総本山。

光格天皇仮御所だった聖護院の特別公開に合わせて行ってきました。
聖護院で撮った写真をうっかり全て削除してしまったので、同行したたえさんから頂いた写真と聖護院ホームページの画像で記録。いつか差し替えたい。

30分区切り毎に説明案内してくださって、白河上皇の熊野御幸に際して増誉大僧正が先達を務められ、その功績によって聖体護持の2字をとり聖護院という寺を賜ったのが聖護院の始まりになる。という聖護院の名の由来を知りました。

門跡寺院の正殿となる宸殿

宸殿には15部屋以上があり、狩野派の襖絵によって随所が彩られていて、すべての部屋に孔雀、太公望、波の間などの名前が付いています。

光格天皇が公務をされていた上段の間には、後水尾天皇が毛筆で書かれた研覃(けんたん)の額があります。「自分自身を磨き、心の畑を耕す」という意味と言われています。

宸殿には三尊の不動明王、半跏座の役行者に前鬼と後鬼、孔雀明王、蔵王権現、三宝荒神が、狩野益信の群鶴図に囲まれています。

宸殿から渡り廊下でつながる書院は、後水尾天皇が愛する櫛笥隆子のために御所に建てた「女院御殿」を移築したもの。

くぎ隠しに施された恋文を表す「折文」の意匠など、後水尾天皇の心遣いが感じられる造りです。

宸殿の右側が本堂の不動堂。庭の中央では、採燈大護摩が厳修されます。

ご本尊の大聖不動明王と、矜伽羅童子、制多迦童子の三尊像

聖護院からはランチまで少し時間があったので真如堂 (真正極楽寺)に案内してもらいました。今年一番の紅葉でした。

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