淡路島紀行 沼島
淡路島二日目は沼島に向かいます。これまで何度も機会を逃していてようやく島へ渡ることが出来ました。
沼島港から弁天社を抜けて沼島八幡神社。階段下には沼島の最初の守護神の八大竜王を祀っているそうです。
街角には各地区毎にだんじりが納めてあります。
伊弉諾命・伊弉冉命の二尊が祀られたおのころ神社。
おのころ神社からの漁港の眺め。
淡路島のゆかりさんの案内で私の脚力に合わせていただいて、島の西側を半周するコースで廻ることになりました。
道自体は思ったよりも歩きやすく、時折開けた視界から見える景色は美しく清々しい。
中ほどで見えてきたのは青磯。魚影が濃く、海面がエメラルドグリーンに煌めくとか。
続いて遠目に上立神岩や平バエが見えてきました。
そこから山道を下ると、島を横断する直線コースの合流地点にでました。
展望台から海辺に降りた目の前に上立神岩。
右手に阿弥陀バエと平バエ。
山ノ大神社に行くのは次の機会にしようと、桜並木を越えて帰途につきました。
沼島は言葉にはできないけれど凝縮した素敵な場所で、思ったよりも身近な感じの場所で、次は東側から廻って山ノ大神社に行こうと約束できたのが嬉しかった。
土生港に着いてから、ゆかりさんが次は任せてと案内してくれたのは若人の広場公園でした。
展望台からは中央に三角塔のモニュメントが見え。
PM2.5の影響で曇っていますが、左方面に大鳴門橋に大園島。(潮が引いたときに現れる陸続きの道が見えています)
右方面には福良湾から港が望めます。
このモニュメントは戦没学徒記念塔です。
記念塔には「若者よ天と地をつなぐ灯たれ」と、阪神淡路大震災により一度は途絶えた永遠の灯火が再び灯っていました。
母の兄は最年少の学徒出陣で終戦間際に満州に行き、紙切れ一枚しか戻ってきませんでした。
この二日間は雲ひとつない晴天なのに、ずっとこのPM2.5の影響で本来の淡路島の美しい海と青空は見えませんでした。色んな事が色んな事情で移り変わるのも時の流れ。
桜の美しさは時代や場所が変わっても、日本人の心を癒してくれます。
2018年4月3日